理工学部生の憂鬱

日々思った事、やってることの備忘録

1年間iPadでノートをとった感想

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2018年度はまるっと1年間 iPadで大学の講義ノートをとった。
使っていて感じた良かった点や悪かった点、ノートをとるのに使っているアプリを紹介する。 

 

使用環境とアプリ

ノートをとるときはポートレートモードで、上下逆向きに置いている。親指の付け根でホームボタンを長押ししてしまってSiriが起動してしまうからだ。
フィルムは貼っておらず、装備は風呂蓋(Smart Cover)と裏にステッカーが貼ってあるのみ。
フィルムのカメラ部のくり抜きがどうにもダサいなぁと思ってしまう。
ペーパーライクフィルムを貼れば紙に近い書き心地になるそうだが、雑誌や映像を見たり、指で操作することも多いので、ザラついたりディスプレイの精細さを欠くのが嫌で貼らずにいる。

アプリは、ノートをとるのには「Good Note4」、教科書などのテキスト(PDF)を見るのに「PDF Viewer」を使っている。
ノートアプリは複数あるが、最初に買ったGood Noteが使いづらくなかったので、他を使わずにいる。知らないだけで他のアプリの方が良かったりするのかもわからない。
ノートのサイズ(アスペクト比)や罫線や方眼が選べるのが便利。文字認識もしてくれるので、検索や文字データとしてコピーもできる。

PDF閲覧アプリは書き込みできるものがいい。
PDF ViewerはPDFに書き込みができるのはモチロン、クラウドに上げているデータに直接触れるのが便利だ。いちいちアプリにダウンロードしなくていいし、どの端末でも共有できる。
以前は純正のBookアプリとMarkupをそれぞれ使っていたが、Bookは書類がすべてiCloudにアップロードされて容量が圧迫される(無料プランなので5GBしかない)上にペンツールが使いづらかった。Markupはデータをアプリ内にダウンロードする方式だったのと、UIがごちゃごちゃしていて嫌だった。

 

 

4つのメリット

紙のノートと教科書からiPadに切り替えて感じたメリットは主に4つある。

 

ペーパーレス

1番のメリットはペーパレス化だ。
紙のノートや教科書だとかさばるし重い。ノートが2冊目3冊目になると古いノートは家に置いていくのですぐに見返せない。中にはノートや教科書に加えてレジュメを配布する講義もあって、クリアファイルの中もごちゃごちゃしていた。
それがiPadだと何でも収まってしまう。ノートも無限にページを増やせるし、何年まえのノートでもすぐに見返せる。
レジュメもスキャンしてクラウドのフォルダやノートの間にペーストできるから順番がバラバラになったり、どこかへ行ってしまうこともなくなった。
全部iPadに入っているので「忘れ物」という事がなくなったし、ノートや資料の管理はとても楽になった。

 

PDF出力できる

Good NoteはPDFに出力もできるので、ノートをiPhoneやKindleに送って読むことができる。
片手で持てるスマホなどと違って、紙のノートやiPadだと大きいので電車の中で見返すのには不便だし、ノートと違ってデータをクラウドに上げておけば、いつどこでも思い立った時に確認できる。テスト前など気軽に復習できるので便利だ。
それに学生におなじみに「ノート見せて!!」もコピー機に走りに行ったり、ページをめくってスマホでカシャ、ページをめくってスマホでカシャ・・・をしなくても、指先ひとつで共有できてしまう。

 

図表を引用できる

ノートをとっていると時々複雑な図を書く必要があるときがある。最近うけた講義だと深層学習のCNN(Convolution Neural Network)の模式図や放電現象のストリーマ理論の図を書いたが、いずれもGoogle画像検索で出てきた画像や教科書の図をノートにコピペした。
この程度なら手でも描けるが、より正確な図の方がいい。手で描けないような図だとテキストや先生のスライドで見るだけになるが、そういったものも同じようにノートに写すことができて、完成度の高いノートをつくることができる。

 

ノートの編集が可能

経験があると思うが、先生が途中で書き忘れた言い忘れたといって、情報を追加してくる時がある。
せっかく綺麗にノートをとってきたのに変な位置に書き加えないといけない・・・と忸怩たる思いをしたことは1度や2度ではない。
iPadなら投げ縄ツールでノートの内容を動かしてスペースをあけることができる。


ページをまたいで内容を書くときも投げ縄ツールでコピーして、前ページの内容を次のページに引き継ぐことができる。
Good Noteは1ページずつしか表示できないが、これのおかげで見返ししやすいノートをとることができる。

 

 

デメリット

iPadを選ばないだけの理由になりうるデメリットはないが、強いて言うならザッピングがしにくいことと、試験持ち込みができないことだろうか。
ザッピングできなくても検索機能があるし本と違ってページ数も多くないので、特に困らない。
試験によっては手書きのノートや教科書の持ち込みが許可されているものがあるが、iPadはいわずもがな持ち込めない。手書きをご指定なので印刷したものも受け付けてくれない。
ただぼくの学部にはそういう試験はないので、これも困っていない。

 

 

iPad Proとどちらがいいか

iPadには一般ユーザ向けのiPadとプロフェッショナル向けのiPad Proがある。
Proの方が機体自体の性能も高く、Apple Pencilも最新のものを使える。

具体的にはProはフルラミネーションディスプレイという、実際に画像を表示している部分とパネル部分が一体になっている加工が施され、画面の更新速度も2倍で、ペン先に吸い付くように描写がなされる。
PencilもiPad側面にくっつけるだけのワイヤレス充電になった。


(旧型の充電はダサい)

純正でキーボードも用意されており、タイピングを主として行うユーザでもiPadで事足りてしまう。

両方ともノートをとることはできる。でもProの方が気持ちよく書き込めるし、Pencilの充電も楽だ。レポートを書くこと(とブログを書くこと)もあるから専用のキーボードがあるのも嬉しい。
高いけどProを買っておけばよかったなと思う。

 

 

さいごに

試験持ち込みなど紙を想定した場面を除いて、iPadをノートや教科書にするのはとても便利だ。
紙は重いのはもちろん、管理も意外と面倒くさい。でもiPadなら全部アプリやクラウドのフォルダに保存できるのでラベリングも簡単だ。
荷物も減る。やろうと思えばiPadとApple Pencil、学生証だけもって大学に行くこともできるだろう。
iPadかiPad Proかは、より多くのことをやりたい最新のものを使いたい人はProを買うべきだが、ただノートをとるだけならiPadでも十分だろう。Pro高いし。